2011/11/11

8ヶ月

営業部員です。

午後になりポツリポツリと雨が降り出した仙台。
東日本大震災から8ヶ月。
被災地では、ボランティアの受け入れが登録制になったり、震災直後に比べれば
著名人も殆ど来なくなった。

あのときから私の意識にも少し変化が出てきたように思う。

1ヶ月前、ある被災地でアメリカからチャリティーダンスショーに来た女性と話したときのこと。
「カリフォルニアでは今、震災のニュースとして福島第一原発の問題が取り上げられています。
この町は自然豊かな場所。今日、被災した皆さんに温かく迎えてもらい、私の方が元気をもらったことを
国に帰ってから伝えます」。
打ち解けたついでに、偉そうにひとつお願いをした。
偉そうにって本当は謙遜。正直、いちばん伝えて欲しいと思ったこと。
「爪痕が大きく残る被災地では、居住地、仕事、育児、仮設住宅に一人で住むお年寄りのこと…
問題が山積。復興への道のりは険しく、まだまだだということを多くの人に伝えて下さい」。

物理的な支援も大切。
でも、8ヶ月たち、日本国内でさえあの震災を大きく取り上げなくなった今、
メディアでないにせよ、現状を広く伝えることはもっと大切では?と思う。
支援欲が満たされた、ただそれだけの自己満足で完結しないためにも。

2011年11月11日。あれから8ヶ月。

震災を忘れないという支援の輪が広がりますように。



㈱Taizoko 営業部員